【関西学院大学】高校生が研究室訪問、最先端の実験を体験~理工学部で「ひらめき☆ときめきサイエンス」

高校生16人に「未来博士」号

最先端の科学に触れる高校生

【関西学院大学webサイトより転載】

理工学部は9月5日、科学のおもしろさを中学生や高校生に感じてもらうプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を、神戸三田キャンパスで開催しました。「科研費」(KAKENHI)により行われている最先端の研究成果を直に見て、聞いて、触れてもらおうという独立行政法人日本学術振興会の社会還元・普及事業の一つ。三つの研究室で16人が実験などを体験し、終了後には「未来博士」号を贈りました。26日には、中学生を対象に実施します。


◆「アリの思考を理解しよう:アリの匂い学習とフェロモンコミュニケーション」
生命科学科の北條賢准教授の研究室では、アリの匂いを学習する行動やフェロモンコミュニケーションに関する実験をし、行列を組んで行動する集団採餌行動の仕組みについて考察しました。高校生たちは、道しるべとなるフェロモンや行動特性について興味を持った様子で、「次は視覚での学習があるかを調べたい」「ますます生物に興味を持った」などと話していました。

 

◆「環境にやさしい二次電池を作ろう!」
先進エネルギーナノ工学科の吉川浩史准教授の研究室では、電池の歴史や仕組みについて学んだあと、繰り返し使える二次電池の新しい材料の研究開発について説明がありました。高校生たちは有機系材料を用いた二次電池の制作に挑戦。ダイオードなどと接続させることで、充放電可能なことを体験しました。実験器具を初めて使用する高校生もいて、「電池を作るプロセスが楽しかった。参加してよかった」と話していました。

「表計算ソフトを用いた医療現象の数理的将来予測」という実習に参加する高校生

◆「数学でわかる医療現象:感染症アウトブレーク、疾患重症化を防ぐ数理」
数理科学科の昌子浩登准教授の研究室では、数理モデルが感染症の広がりの予測につながることを説明。「表計算ソフトを用いた医療現象の数理的将来予測」という実習では、感染症の患者数の動態とがんの浸食現象について数理モデルを用いた予測をしました。高校生たちは自ら導き出した成果を報告し合い、数字から予測できる社会の動向に関心を持ったようでした。(2020年9月11日)

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更新日:2020年09月14日