【関西学院大学】「5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔授業プロジェクト」が「第14回キッズデザイン賞」受賞

丹羽登・教育学部教授と富士通株式会社などによる共同研究

5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔授業プロジェクト概要

【関西学院大学webサイトより転載】

丹羽登・教育学部教授が富士通株式会社などと共同で進めている「5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔教育プロジェクト」が、「第14回キッズデザイン賞」を受賞しました。子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを顕彰するもので、主催の特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が8月21日に発表しました。

◆キッズデザイン賞受賞作品
【受賞団体】学校法人関西学院大学/富士通株式会社/富士通ネットワークソリューションズ株式会社/株式会社富士通ビー・エス・シー
【受賞作品】5GやVR・水中ドローン等の先端技術を活用した遠隔教育プロジェクト
【部 門】子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門
【カテゴリー】コミュニケーション D14.その他 院内学級の子どもたちへの遠隔校外学習

※キッズデザイン賞のプレスリリース

水中ドローンを操作する児童

水中ドローンを操作する児童

◆丹羽教授らの取り組み
「誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学び」の実現に向けて、1.不登校の児童生徒 2.過疎地などの高等学校 3.病気療養中の児童生徒 4.病弱な児童生徒――への対策に着目し、丹羽登教授は2019年に関西学院大学と富士通の間で共同研究契約を締結。「先端技術(5G、仮想現実等)を活用した病弱教育における遠隔授業プロジェクト」を実施しました。具体的には、次世代無線高速回線(5G)を先行利用するとともに、VRやAR(Augmented Reality)も活用して病弱教育の充実に資する取り組みになるよう関係者間で検討。2019年度には次の三つに取り組みました。

  1. 最新技術を活用した教員研修~東京と大阪で全天球カメラなどを活用し、複数の教員・講師等が個別に見たい方向の映像を見て効果を検証
  2. 遠隔郊外学習(水中ドローンの操作等)~入院中の児童・生徒が病院内の教室から水族館の大水槽内にある水中ドローンを操作し、上下前後左右に首を動かして観察
  3. 遠隔郊外学習(水族館員による指導と水槽内見学・5Gを活用した疑似体験)~東京の病院内教室と沖縄の水族館を5G回線で結び、ジンベエザメの餌付けの様子などを観察

◆キッズデザイン賞は、9月30日に最優秀賞などが発表される予定です。

(2020.08.26.)

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更新日:2020年09月03日