ノートテイカー基礎講座(2024年度前期)を開催しました

ノートテイカー基礎講座（2024年度前期）を開催しました。

  2024年6月7日(金曜日)に、西宮市内の大学・短期大学の学生及び教職員を対象としたノートテイカー基礎講座(前期)を西宮市大学交流センターにて開催しました。

 西宮市大学交流協議会の主催で平成22年度から開始し、今回で28回目になります。

 ノートテイクは要約筆記とも呼ばれ、耳が聞こえない、あるいは聞こえ難い聴覚障がい者の方に、教室内の音声情報（講師や学生の発言、チャイムの音など）を、その場で文字にして伝える通訳のことです。

  「ひょうご要約筆記講師の会」(※1)から、宮崎先生･高岸先生をお招きし、講座の前半では聴覚障害、ノートテイクについての基礎的な考え方を学び、後半では参加者同士で筆談でのコミュニケーションを行ったり、先生が読み上げた文章をノートテイクの技術を使って要約したりと実践的な練習に取り組みました。

 ノートテイクについて学ぶことが初めてという参加者は、最初は苦戦されていましたが、途中からは教わった要約技術を駆使して、文章を簡潔明瞭に要約されていました。

 受講後のアンケートでは「普段学校では学べない細かい部分まで学ぶことができた」「講座を聞いていろいろ勉強したくなった」といった声が聞かれました。

 ノートテイカー基礎講座は秋にも開催を予定しています。西宮市内の大学・短期大学の学生及び教職員の方は、是非次回のご参加、お待ちしております。

(※1) 兵庫県難聴者福祉協会 派遣事業部 講師部門 「ひょうご要約筆記講師の会」