【甲南大学】貸し農園事業を現地視察しました ~プロジェクトを通して学んだこと~

農園事業を視察する学生

【甲南大学マネジメント創造学部サイトより転載】

『「調査研究」による地域貢献活動への参加』プロジェクトで、亀岡市にある「にのうみファクトリー」へ耕作放棄地問題に対する取り組み(貸し農園事業)の現地視察に伺いました。
今回、参加した2回生の日高じんいさんのインタビューをご紹介いたします。

【このプロジェクトについてお聞かせください。あなたがこのプロジェクトに参加しようと思った動機は何ですか?

2回生の前期で、初めて自分でプロジェクトを選ぶことになり、たくさんのジャンルや内容があったので、とても悩みました。その中でもこのプロジェクトを選んだ理由は、シラバスに書かれていた授業内容に関心を持ったからです。このプロジェクトでは「地域の課題にどのようなものがあって、どんな対策があるのかを調査し、考えられるようになること」が到達目標として書かれていました。私は、元々街づくりに興味があり、地域創生や地域の課題解決などに取り組んでみたいと考えていました。そのため、このプロジェクトは自分にピッタリで、色んなことを学び吸収したいという思いで、参加しました。

チームでの活動で難しかった点や学んだ点を教えてください。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインでの授業が多く、グループのチームワークが大事なプロジェクトなので難しかった点がいくつかありました。例えば、zoomだとグループでの会話のテンポをうまく掴めなかったり、相手の表情や言葉が理解しづらかったりする点です。けれど、全体を通して学んだことも多くありました。自分の意見と相手の意見の妥協点を探し、より良い提案や解決法を見つけていくことや、発表に向けて順序を立て、協力し合うことです。

にのうみファクトリーの方や農業指導者の方から学んだこと、実地調査での印象深いエピソードはありますか?

にのうみファクトリーの農業指導者の方から、「世の中が便利になるにつれて、第一次産業への影響が大きい」ということを学びました。例えば、高速道路の建設で農作に問題が出たり、農薬を使うことで品質が落ちたりすることです。実地で採れたてのミニトマトを頂き、とてもみずみずしかったことが印象に残っています。また、私たちが考えていた古民家再生や農業体験などの案を、ファクトリーを経営している中川住研さんが、もうすでに取り組んでいて実現していたことに驚きました。社会貢献に力を入れている姿がかっこよく、SDGsについてもたくさん学ばせていただきました。

このプロジェクトを通じて成長した点や、学んだことを今後どのように活かしていきたいかをお聞かせください。

今までインターネットには調べたいことがすべて載っていると思っていましたが、このプロジェクトを通して、調べ物をする際、インターネットの情報だけでは限りがあると分かりました。現地に行って実際の声を聴くことで新たな発見をしたり、その土地の良さに触れたりすることができました。また何といっても仲間との協力が今回の達成につながったと思います。このプロジェクトで改めて協調性の大切さを実感しました。今回学んだことを、これから卒論を書くときや、社会人になって会社で働くときに活かしていきたいです。(2021年9月27日)

 

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更新日:2021年10月11日