【武庫川女子大学】日本語教員資格取得を目指す学生が、香港のSFC英文小学校の高学年とWeb交流会を実施しました。

【武庫川女子大学】日本語日本文学科で24日、日本語教員資格取得を目指す学生が、香港のSFC英文小学校の5、6年生とWeb交流会を実施しました。

【武庫川女子大学WEBサイトより転載】

日本語日本文学科で24日、日本語教員資格取得をめざし、日本語教育インターンシップや演習1.を履修する学生24人が、香港のSFC英文小学校の5、6年生29人とWeb交流会を実施しました。

SFC小学校では高学年になると第二外国語として日本語を学ぶ機会があります。2019年まで修学旅行で来日する際、日本語を学ぶ同小の児童らが本学を訪れ、日本語教員を目指す学生といっしょに書道や茶道などを体験していました。コロナ禍で子どもたちと学生が対面できなくなったことから、日本語教育インターンシップ、演習1.の授業の一環として、オンラインでの文化交流を企画しました。

交流会はZoom上で開催し、上田ゼミと野畑ゼミの3、4年生と大学院生の24人が参加。7つのグループに分かれて折り紙やじゃんけん、切り絵など、日本の文化を題材に遊びを企画し、児童4、5人ずつと交流しました。

日本舞踊をテーマにしたグループでは、日本舞踊部に所属する学生らが日本舞踊について英語を交えて解説。傘や鈴太鼓、扇子、刀などの小道具を示しながら、簡単な動きをレクチャーしました。

4年の伊藤佳乃さんは着物姿で参加。優雅な動きに子どもたちは興味津々の様子で、画面に顔を近づけていました。「レッツダンス!」と呼びかけると、学生の動きに合わせて元気に踊り、「もう一回やりたい」と、子どもたちがリクエストする場面も。

日本舞踊を指導した4年の伊藤留奈さんは「動きだけで伝わるか不安でしたが、予想以上にスムーズにできました。踊りを通して子どもたちと一体感を得られ、うれしい」、日本語教員としても活躍する文学研究科修士課程2年の松本美穂さんは「画面上では上手に踊れている子や反応の大きい子につい目が行ってしまうので、さらに経験を積んで全員に目を配れるようにしたい」と話していました。

また、新聞紙でかぶとを作ったり、てるてる坊主を作ったりしたグループでは、画面共有で作り方を見せるなど、学生のきめ細かな準備が光りました。小学生は「楽しかった」「皆さんに会いたいです」など、英語と日本語で声を弾ませ、お礼として全員で映画「千と千尋の神隠し」のテーマソングを広東語で合唱。多言語を自然に話す子どもたちの姿に学生たちは感心した様子でした。

日本語日本文学科では日本語教員養成に力を入れており、所定の単位を修得すれば日本語教員資格を取得することができます。コロナ禍の影響で、留学生の来日が難しくなり、海外の協定校での実習が中止になるなど、日本語学習者と学生が交流できない状況が続いていることから、2021年度は韓国の韓南大学や国内外の日本語学習者とのWeb交流会を積極的に開催しています。

 (2021年6月24日)
 

香港のSFC英文小学生
日本舞踊部に所属する学生が日本舞踊について解説
日本舞踊に挑戦する香港の小学生
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更新日:2021年06月25日