【関西学院大学】村田学長「知識の修得から個人の世界観構築へ」

東京で開催の「学長セミナー」で講演

大学教育の役割などについて話す村田治学長

大学教育の役割などについて話す村田治学長

【関西学院大学webサイトより転載】
公益財団法人大学基準協会主催の学長セミナー「大学の価値とは-学長がつくる『大学の魅力』-」が3月3日、東京・御茶ノ水の東京ガーデンパレスで開かれ、講師の一人として村田治学長が登壇した。教学と経営の一体化や「Kwansei Grand Challenge 2039」の策定など、学長として取り組んできたことを紹介しながら、今後の日本の教育課題として、教育の個性化、授業外学修時間の増加、学修成果の可視化をあげた。

講師として、山極壽一・京都大学総長、出口治明・立命館アジア太平洋大学学長とともに出席。村田学長は「教学と経営の総合的マネジメントの実践」と題し、本学での取り組みを報告した。個性を伸ばす教育や正課外教育の重要性を訴えながら、「(学生たちは)大学でどれだけ勉強したか、主体的にやってきたかが問われる時代になっている」と指摘。そのうえで、今後の大学教育の役割について、「知識を身につけるのではなく、知識をどう個人が判断し、どう行動につなげていくか。価値観や世界観が重要になる。グローバル化が進み、利害が衝突する中で、それをどう調整していくか。そういった能力が最も重要とされてくるだろう」と強調した。
講師3名による講演の後、「魅力ある大学、価値ある大学づくりに向けて、学長はどのように取り組むべきか」をテーマにパネルディスカッション・質疑応答もあり、留学生の増加や、女性が普通に活躍できる社会の構築とともに、多様性の理解、国家予算における教育費の問題などについて議論を深めた。
(2019年3月4日)

学長の役割について意見を交わす山極壽一・京都大学総長、 村田治学長、出口治明・立命館アジア太平洋大学学長

学長の役割について意見を交わす(左から)山極壽一・京都大学総長、
村田治学長、出口治明・立命館アジア太平洋大学学長

この記事に関するお問い合わせ先

西宮市大学交流センター
(所管:西宮市地域学習推進課)

​​​​​​​西宮市北口町1-2-602 アクタ西宮東館6階
西宮市大学交流センター
電話番号 0798-69-3155

メールでのお問い合わせはこちら

お願い:大学提供情報につきましては、各大学に直接お問い合わせ下さい

更新日:2019年03月05日