【甲南大学マネジメント創造学部】思い立って、インドネシアで日本語指導のボランティア活動に挑戦!

【甲南大学マネジメント創造学部サイトより転載】

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平田 陸 さん

平田 陸 さん

インドネシア 日本指導ボランティア

大学や紹介機関を介さずに興味の向くまま、思い立って現地に飛んでいってしまった平田さん。普段から、趣味・アルバイト・オンラインなどを通じ、国籍を問わず積極的に異文化交流を楽しんでいるという平田さんにインタビューしました。

Q.今回の活動をされるきっかけを教えてください。

 

平田

もともと高校の授業がきっかけで、夜間中学校(戦争など様々な理由から日本へ来た外国人が日本語の勉強のために通っている学校)で日本語を教えたり、日本で生活していくうえで困らないようにするためのサポートをしたりするボランティアを続けていました。
今回は、日本語や日本文化への興味関心が大変高いインドネシアで日本語を教えながら地元の方々と交流する貴重な機会になると思い、春休みを活用して個人的に挑戦しました。

Q.主な活動場所と、その中で特に印象的だったことや工夫されたことを教えてください。

平田

現地の高校、LPK(技能実習生として日本で働きたい人が通う場所)、小学校の3か所で活動をしました。メインの活動先であった高校では、日本食を振る舞おうと思っていましたが、ラマダン(一か月間の断食)中だったため叶わず、定番である昔遊びやおりがみのほか、テスト向けの体験型演習やスイカ割りをしました。なぜスイカ割りかわかりますか。相手はちょうど場所や方向を示す日本語を勉強していた高校1年生ということで、体を動かしながらの方が楽しみながら学ぶことができると考え、スイカ割りで「右・左・前・後ろ・そこ・打て・止まれ」の単語を実際に使ってもらいながら、言葉を覚えてもらうことを目指しました。

二つ目の活動先であるLPKでは、日本で働くうえで大事な文化だと感じている「お辞儀」と「会社に入ってからの自己紹介」の二つについて、パワーポイントで資料を作り、プレゼンテーションを行いました。三つ目の小学校は私立のイスラミックな学校だったので、インドネシアについてより深く学ぶことができたように思います。そこでは、紙でモスクやグリーティングカードを作っているのを手助けしたり、日本語でドラえもんの歌を歌ったりしたほか、英語の授業も受けさせていただきました。

Q.海外で活動するにあたり、心がけたことや苦労されたことがあれば教えてください。

平田

まずは文化を理解し尊重することを徹底しました。インドネシアではほとんどの人がイスラム教なので、相手の宗教に失礼のないように事前にネットなどで調べました。
また、ホストファミリーや学校の先生とのコミュニケーションでは、英語で話せば通じるのですが、インドネシア語を積極的に学びました。現地で話されている言語を習得するのも旅を豊かにしてくれます。たとえ簡単な単語でも、それを使うだけで相手からするととても嬉しい気持ちになり、一気に距離が縮まる魔法だからです。リスペクトの気持ちを伝えるためにも、その点はいつも意識しています。

Q.語学力やコミュニケーション能力、課題解決力など、様々な力を駆使されたと思いますが、CUBEでの学びやスタイルが生かされた場面はありましたか。

平田

英語の授業をはじめ、それ以外でも常にネイティブの先生と関わっているため、どんな環境・人でも壁を作ることなくコミュニケーションが取れるようになっていたことは大きいです。また、学習意欲としては、周りの友達や先輩も、海外経験が豊富だったり、興味があったりする人が多いので、常に情報交換をしてお互いに刺激し合えたり、その友達同士がつながって、ますます輪が広がる環境は、高いモチベーションに繋がっていると感じています。

 

Q.今後の目標があれば教えてください。

平田

今後の目標としては、直近では、インドネシアからの技能実習生の来日予定があるので、全力でサポートをしたいということと、将来的には、今のような活動を国籍を問わず続けていき、学びたい人や働きたい人のサポートをするコーディネーターのような働き方も面白いなと考えています。

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更新日:2023年09月21日