【関西学院大学】国連大学SDG大学連携プラットフォームのオンライン授業に教員と学生が参加

国連大学SDG大学連携プラットフォームのオンライン授業の画面

オンライン授業の画面

【関西学院大学webサイトより転載】

関西学院大学が参画している「国連大学SDG大学連携プラットフォーム(SDG-UP)」が10月と11月に、会員大学の学生に対して「国連SDGs入門」のオンライン授業を開きました。本学から村田俊一・特別任期制教授と志甫啓・国際学部教授が講義を担当し、学生4人が参加しました(全体では会員大学14大学、学生計42人)。
この授業は、サステナビリティに関する広範な知識や社会・経済・環境のつながりに関する理解を深めることを目的に、会員大学3校(国際基督教大学・ノートルダム清心女子大学・本学)が幹事校として実施したものです。授業のテーマは「環境・持続」「開発・国際」「経済・投資」「外国・共生」「ジェンダー・人権」「参画・変革」でした。学生は会員大学の教員による講義動画を事前に視聴。45分間のオンライン授業(計15回)で、少人数のグループに分かれ、意見交換を行いました。

授業を行う村田教授

授業を行う村田教授

導入の授業「共通の前提」 を担当した村田教授は、日米と欧州の政府・企業におけるSDGsの浸透度の違いを取り上げるとともに、地方のコミュニティレベルでのSDGsへの独自アプローチや、労働人口の増加に向けた国内での国際協力の重要性に言及しました。参加学生らは「若年層よりも知識の浅い年配層へのSDGs教育が必要だと感じた。その役割を大学や教育機関が担える」などと意見を述べました。

オンラインで授業を行う志甫教授

授業を行う志甫教授

志甫教授の授業「外国・共生2.」では「日本に住む外国人の特徴と『ビジネスと人権』の新潮流」および「外国人労働者の子弟の教育と医療の改善に向けて」をテーマに、意見交換が行われました。参加学生らは、日本で育った外国人学生が応募できる奨学金の少なさや、公立の学校での多国籍学生を受け入れる体制を整備する必要性などを指摘しました。
志甫教授は「今回の集中講義は、本学を含むSDG–UPカリキュラム分科会教育コンソーシアムにて2021年度に作成した共同教育サティフィケート・プログラム教材を用い、パイロット事業として実施されたものです。専攻や学年を越える全国から積極的な学生が集う貴重な機会となりました」と振り返りました。
受講した総合政策学部の1年生は「『参画・変革』の授業で紹介された『一人の百歩より、百人の一歩』という言葉が印象に残っています。学生生活の中で、サステナビリティに対してもっと主体的に、足元から取り組んでいきたいです」と話しました。

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更新日:2022年12月27日