【関西学院大学】「第2回KG SDGsカフェ」を開催 SDGsの行方と私たちの描く未来とは?

【関西学院大学webサイトより転載】
関西学院大学SDGs推進本部公認学生団体「KG SDGsキャンパスサポーター」は3日、西宮上ケ原キャンパスで「第2回KG SDGsカフェ」を開催しました。KG SDGカフェは、学内のSDGs関連団体の交流会です(第1回の開催報告は こちら )。今回は、団体に所属していない学生にも参加を呼びかけ、8団体のメンバーを含む32名が集まりました。特別ゲストとして、村田俊一・特別任期制教授(元国連アジア太平洋経済社会委員会 [ESCAP] 事務局次長・元国連開発計画 [UNDP] 駐日代表)を迎え、SDGsの基礎に関する講演を実施した後、学生同士でディスカッションを行いました。

「第2回KG SDGsカフェ」で学生に質問する教授

学生にレーズンの原産国を尋ねる村田教授

村田教授は『一般教養としての国際知識・経験:SDGsの行方と私たちの描く未来とは?』と題し、講演しました。スーパーマーケットで購入できる輸入品の原産国を当てるクイズから始まった講演の中で、村田教授は、「一般教養として日本人に大切なのは、自分たちの身近にある生活基盤がどれほど産業国や途上国に依存しているかということを見極め、持続可能な開発とは何かを理解すること」と話しました。(参考:国連大学サステイナビリティ高等研究所による村田教授のインタビュー動画「 SDGsの変遷と今後への期待 」)

「第2回KG SDGsカフェ」の様子。グループ討議する学生たち

講演後、参加学生は、2030年時点でのSDGs達成の可能性や企業のSDGsへの取り組みから、英語教育の改革案や古典文学を学ぶ意義まで、多岐に亘るテーマの質問を寄せ、村田教授と活発に意見を交換しました。

質疑応答の後、学生同士で小グループでのディスカッションを行いました。参加学生からは、「先進国よりも発展途上国の方が実践的な取り組みをしていることに驚いた」「企業によるSDGsウォッシュの見分け方を知ることができ、これからの就活の軸を立てる上で参考になった」といった感想がありました。

今回のイベントを終えて、KG SDGsキャンパスサポーターの代表学生(文学部3年生)は、「多くのSDGs関連団体が集まるだけでなく、団体に所属していない学生も参加の上、村田教授による講演を聴けたことは、第1回のカフェから大きな飛躍になったと思う」と話しました。

KG SDGs キャンパスサポーターは、2021年12月に本学SDGs推進本部の下で発足した学生団体です。SDGsに関心のある関学生が、学内外でSDGsの普及や実践に取り組んでいます(HPは こちら )。

 

第2回 KG SDGsカフェに参加した団体一覧(括弧内は活動分野)

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更新日:2023年06月09日