【関西学院大学】有志学生が写真洗浄ボランティア 水害被害者の思い出を守る

水害被害の写真洗浄の様子

一枚ずつ丁寧に洗浄する

【関西学院大学webサイトより転載】関西学院大学は2月26日、泥で汚れた写真を洗浄して被災者に返却する写真洗浄ボランティアを西宮上ケ原キャンパスの大学院1.号館で行いました。有志で集まった13名の学生が約150枚の洗浄に取り組みました。

写真洗浄をする学生

作業に集中する学生

はじめに学生らは、神戸市で写真洗浄を行う被災支援団体「おたがいさまプロジェクト」から被災地の状況、写真洗浄の方法や意義などの説明を受けました。その後、一枚ずつ丁寧に洗浄しました。写真は、同団体が2019年10月の台風19号で被災した栃木県栃木市の被災者から預かったもので、結婚式や七五三など被災者一人ひとりの想いが込められていました。

参加した学生らは「写真の持ち主やそのご家族の方々が綺麗になった写真を見て、思い出を振り返り、喜んでもらえるとうれしい。また機会があれば参加したい」「データがなく、現像するしかなかった時代の写真は特に大切なものだと思う。災害について学びながら、私たちが今できることを実行する大切さを実感した」などと話しました。

写真洗浄とは、泥で汚れた写真を洗浄して被災者に返却する活動です。泥で汚れた写真は放置しておくとバクテリアが侵食し、いずれ見えなくなってしまいます。写真洗浄は、その浸食を防ぐため、水、エタノールで写真を洗います。場所を問わず活動できるため、コロナ禍の影響などで現地に行けない場合でも復興支援に貢献することができます。関西学院大学のボランティア活動支援センター ヒューマン・サービス支援室では初めての取り組みです。(2023年3月1日)

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更新日:2023年03月01日