【武庫川女子大学】情報メディア学科の学生が産学連携で取り組んだ和ろうそくが卒業記念品として卒業生に贈られました

【武庫川女子大学WEBサイトより転載】

Candles made by the students of Department of Informatics and Mediology given on graduation day.

English below.

「和ろうそくを卒業記念品に」を目標に、情報メディア学科の赤岡ゼミが有限会社松本商店と2年にわたり取り組んできた「アロマもくろうバー」が商品化。3月19日に行われた武庫川女子大学の卒業式で卒業記念品として情報メディア学科全卒業生に贈られました。

松本商店は明治時代から西宮市で続く和ろうそく専門店。和ろうそくは植物の果実から抽出した天然のもくろうを素材とし、環境負荷の少ない日本の伝統的なろうそくです。最近は色鮮やかな絵が描かれたものや、球形など多様な和ろうそくが登場していますが、お仏壇のイメージが根強く、キャンドル人気に押されがち。そこで、「和ろうそくの魅力を若い世代に知ってもらおう」と、松本商店では、2019年11月から赤岡ゼミと連携。「卒業記念品としてもらってうれしい商品」の開発を目標に、検討を重ねてきました。

学生たちは松本商店の工場を見学して和ろうそくの製造工程を学び、アンケート等でニーズを探りながら、議論を重ねて商品の精度を高めてきました。和ろうそくに新しいイメージを付与するため、形と香りに注目。原料のもくろうをしおり形に固めて花を埋め込み、アロマの香りをつけて、インテリアとして楽しめるようにしました。

「アロマもくろうバー」は、原料のもくろうと、幸せを呼ぶ「クローバー」をかけて学生たちが名付けました。赤岡ゼミの4年、長野葵さんは「卒業記念品として形にできてうれしい。和ろうそくの認知度アップに貢献できることを誇りに思います」と話しています。

記念品を受け取った卒業生には「可愛い」「良い香りがする」と好評でした。

The handmade candles were given as gifts to celebrate graduating the university to students at the graduation ceremony on March 19th. Matsumoto Shoten is a store that specializes in candles that is located in Nishinomiya city and have been around the Meiji era. The students of Department of Informatics and Mediology along with Professor Akaoka, have been working together for the past two years. They named the candle “clover” in the hopes it brings luck to the students just like a four leaf clover would.

 (2022年3月19日）