【武庫川女子大学】情報メディア学科大森ゼミの学生が「学生海洋ビジネスアイデアコンテスト」で優秀賞を受賞しました。

【武庫川女子大学】<日本語/English>情報メディア学科大森ゼミの学生が「学生海洋ビジネスアイデアコンテスト」で優秀賞を受賞しました。

「学生海洋ビジネスアイデアコンテスト」でのプレゼン発表1
「学生海洋ビジネスアイデアコンテスト」でのプレゼン発表2
情報メディア学科大森ゼミの学生

【武庫川女子大学WEBサイトより転載】

 

An award given to a student of the Department of Informatics & Mediology.

 

English below.

 

横浜市で1月20日に開催された「海と産業革新コンベンション(うみコン 2022)」(主催:海洋都市横浜うみ協議会、横浜市、海と産業革新コンベンション実行委員会)の「学生海洋ビジネスアイデアコンテスト」で、情報メディア学科大森ゼミ2年生の長谷川春希さん、大橋美月さん、苅谷早紀さんが、優秀賞を受賞しました。

 

長谷川さんたちが提案したのは、海の栄養を回復するための兵庫県の漁協などで取り組みがはじまった「海底耕耘(かいていこううん)」に水中ドローンを活用するアイデアです。兵庫県の春の風物詩「いかなご」の漁獲量が近年減っていることを知り、自分たちが幼いころから馴染んできた郷土の味を、最新技術を活用して守りたい!と取り組みました。

海底耕耘は、船から鉄製器具を操作して、海底の堆積物をかき混ぜ、海底を柔らかくすることで海の生き物が生息しやすい環境をつくる、環境改善の手法です。耕耘に先駆けて行われる海洋調査の採水にも空中ドローンを活用し、海底耕耘の効率化と効果の把握を担います。

水中ドローンによる海底耕耘は、作業範囲が狭く非効率になる可能性もありますが、これをさらに「いかなご学校」という子供向けのイベントに活用することを提案しました。神戸の子どもたちに地域のいかなご文化を継承するとともに、地域住民へのドローン活用・研究のPRになり、ドローン研究の支援につながることが期待できます。

 

コンペの参加を昨年12月に決め、書類審査の資料を1月3日に提出、1月12日に審査通過の連絡がありました。プレゼンテーションを前に、神戸漁協の方に直接話を聞く機会を設け、いかなごの漁獲量激減を改めて実感しました。1月20日にオンラインで「海と産業革新コンベンション(うみコン 2022)」の公開プレゼンテーションが、横浜市で開催されました。オンラインでのプレゼンテーションとなりましたが、長谷川さんは「審査員が関心を持って聴いてくれてうれしかった」と楽しんで臨めたと言います。

水産大学校や海洋政策科学部などの学生たちが参加する専門性の高いコンテストでしたが、地域の課題によりそった視点と情熱が評価され、優秀賞を受賞しました。

 

学生たちは「私は社会学系のゼミなので、課題として活用すべきドローンについて、全く知識のないところからのスタートでした。地元の神戸に注目したことで楽しく考えることができました。神戸市民としての【いかなご愛】が炸裂した提案内容になっています。プレゼン発表で審査員がいかなごに興味を持ってもらえたことが何よりも嬉しかったです」と受賞を喜びました。また、「現地で話を聞くことで問題が自分事になり、力になりたいという思いが強まり発表に活かすことができました」「プレゼンテーションで他大学の資料や発表を見て、とても刺激を受けました」と最終審査に参加した経験を話しました。

 

 

A student has received the “Student Marine Business Idea Contest” in Yokohama on January 20th.

 

Second year students Haruki Hasegawa, Mizuki Ohashi and Saki Kariya took part in Ocean & Business Innovation Convention which was held online. The trio received an excellence award for their proposal.

 

Ms. Hasegawa and the team made a proposal of using underwater drone to restore the nourishment of the sea, with the idea being produced by the Hyogo Prefecture Fisheries. With the knowledge of the decline in the catch of “ikanago” fish, they were keen to apply latest technology to preserve the taste of the dish used with that particular fish, which they had grown up with eating.

 

Underwater cultivation is a method that help create an environment in which sea creatures can live comfortably by manipulating iron appliances from ships. Conducting a survey prior to this has enabled them to come up with the idea of how to reduce the burden of sustaining and nurturing the sea whilst keeping it cost effective.

 

The documents for the examining of the proposal were submitted on January 3rd, with the notification of passing the examination being announced on January 12th. The presentation of the proposals were held online streamed from the city of Yokohama. Ms. Hasegawa and Ms. Ohashi seemed to have enjoyed the experience saying “we were praised for our presentation skills.” Followed by “it felt good to be heard by judges that were genuinely keen to listen.”

 

It was a highly specialized contest in which students from Fisheries Colleges and the Faculty of Maritime Sciences took part. So for the students of Mukogawa Women’s University to have been given an award has been a great accomplishment.

 

Ms. Hasegawa commented “Since I am more from a sociology type of background, my knowledge on the usage of drones was very limited. I felt that having being able to contribute to help make my hometown better has been the biggest joy.”

 

 (2022年2月7日)
 

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更新日:2022年02月08日