【関西学院大学】キャリア形成支援プログラム“shigoto☆trip”をJR西日本社員研修センターで初開催
【関西学院大学webサイトより転載】
6月29日(土曜日)、JR西日本社員研修センター(大阪府吹田市)でキャリア形成支援プログラム“shigoto☆trip”を開催しました。shigoto☆tripは、本学キャリアセンターと企業がコラボして行う、業界・企業・仕事研究に関する職場見学型プログラムです。学生が企業のオフィスや製造現場を実際に訪問・見学し、働く社員との交流を通じて自らの将来について考えることをねらいとしています。
今回は西日本旅客鉄道株式会社(以下JR西日本)が協力。事前に実施した各キャンパスでのセミナーには112名が参加し、JR西日本社員による運輸・鉄道業界の解説、企業紹介、仕事や職種についての解説を通して、JR西日本についての事前学習を行いました。大阪府吹田市にあるJR西日本社員研修センターでのプログラムには、抽選で選ばれた学生35名が参加。線路や電設機器などの設備や、乗客に関わる業務の裏側についての見学を通して、仕組みや仕事の意義について理解を深めました。また、新幹線及び在来線車両のシミュレーターを用いた車掌・運転士体験も実施。最後にグループワークを行い、未来における駅での新しいサービスについて学生同士が活発に意見を交わしました。各プログラムの詳細は以下の通りです。
【設備見学】
施設内にある線路設備、踏切施設、模擬駅では、安定輸送のためにさまざまな設備、機器の設置や保守が施されている様子を見学しました。新幹線と在来線での線路幅の違いや、かかっている電圧、信号機を動かしている電気回路など、普段よく目にする設備の裏側にもさまざまな仕組みがあることを学びました。
また、自動改札機、自動券売機、みどりの窓口など、乗客対応の最前線で動く機器やそれぞれの役割について学ぶことができました。
【車掌・運転士体験】
シミュレーターを用いて、新幹線及び在来線の車掌・運転士の体験を行いました。車掌体験では、各駅での発車・到着手順や安全確保のための確認事項を教わりながら、安全輸送のための業務内容を学びました。新幹線の車掌を体験した文学部3年 玉野絢女さんは「一つひとつの安全確認が、お客様の快適と安全のために必要で、その方法にも工夫が施されているところに感銘を受けた」と話しました。新幹線シミュレーターでは走行中のスピードを体感。新幹線運転士を体験した法学部3年 豊郷 琳梧さんは「普段見えない部分の仕事を知れて良かった。運転士は理系のイメージが強かったが、自分も従事できる可能性を知ることができた」と話しました。在来線シミュレーターでは、揺れや振動も含めた運転を体験でき、学生たちから驚きの声が上がっていました。
【グループワーク】
さまざまな角度から運輸・鉄道業界を知ることができたあと、学生は学部・学年を越えた8つのグループに分かれ、ワークを実施。設定されたテーマである「未来駅での新しいサービス」について各グループで議論を深め、JR西日本社員に発表を行いました。 法学部3年 小西祐輝さんは「グループワークでいろいろな人の意見を聞きつつ、面白いアイデアがあると共感しながらも、自分の意見もしっかり発言できた」と答えました。
プログラム終了後は全員で集合写真を撮影。半日のプログラムを経て、学生は充実した表情で研修センターを後にしました。JR西日本の社員からは「屋内外でさまざまな設備と業務の裏側を見学、体感してもらった。本日をきっかけに鉄道業界、またJR西日本に関心を持ってもらえれば嬉しい。グループワークではAIの活用を踏まえたサービスを発表しているグループもあり、大学での学びと関連づけて話し合ってくれている姿が印象的だった」と講評いただきました。本格的な採用活動を控えた3年生だけでなく、これから自分のキャリアを考えていく低年次の学生にとっても、現場で働く社員の方々の姿や仕事内容を見学することは貴重な経験となったようで、中には「一生の思い出」となったと話す学生もいました。
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更新日:2024年08月07日