【関西学院大学】イナ・レーペル駐日ドイツ大使が来学~日本とアジア地域におけるドイツの役割について講義

大学院「国連外交コース」の授業 オンラインで約20人が聴講

ドイツ連邦共和国のイナ・レーペル駐日大使

【関西学院大学webサイトより転載】

ドイツ連邦共和国のイナ・レーペル駐日大使が7月15日、関西学院大学大学院「国連・外交コース」の授業科目”Seminar in Diplomacy, Peace and Security”のゲストスピーカーとして来学され、講義していただきました。国連・外交統括センターの神余隆博教授(元駐ドイツ大使)が担当する科目で、国連・外交コースの履修生や学部生ら約20名がオンラインで聴講。日本の大学での講演は初めてで、本学の舟木讓院長、ホルガー・ブングシェ国際学部教授、アンナ・シュラーデ産業研究所准教授も聴き入りました。

オンライン講義の様子

レーペル大使は、駐パキスタン大使、ドイツ外務省アジア・太平洋局長などを歴任、昨年(2019年)9月に駐日大使に着任されました。講義は、”German Foreign Policy towards Asia and Japan: Germany’s Role in the most dynamic Region in the 21st Century”をテーマに、アジア情勢の変遷とそれに伴うドイツ政府の包括的な政策展開についての内容。ドイツおよびEU諸国とアジア地域の国々との関係について、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかでの国際協力も事例にあげ、「コロナ禍の国際社会において、EUとアジア諸国との協力や連携の重要性は、ますます高まっていくだろう」などと語りかけました。国際情勢が刻々と動く中、グローバル経済・外交に関する報道とリアルタイムでリンクする内容となりました。

キャンパス内を見学するイナ・レーペル大使

国連・外交コースの履修生には留学生も多く、講義のあと、学生からは「ポストコロナにおいて、ドイツをはじめEU諸国と中国を含むアジア各国との結びつきはどう変容するか」「ドイツ大使として、アジアで日本は今後どのように平和と安全保障に貢献できると考えるか」といった率直な質問も寄せられました。これらの質問に、レーペル大使は一つひとつ丁寧に答えていただきました。

最後に、神余教授は「現役外交官として活躍されている大使ご本人からの、大変貴重な講義を拝聴できました。また、外交官たる話しぶりやたたずまいに直接触れる機会を得たことは、受講者の皆さんには得難い経験となったと思います」と締めくくりました。

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更新日:2020年07月17日