【関西学院大学】専門書のオーディオブック(録音図書)作成協力へ ~県点字図書館に「聴く読書室」完成

県点字図書館に「聴く読書室」。式典の様子。兵庫県点字図書館と神戸大学、関西学院大学の三者。

【関西学院大学webサイトより転載】

兵庫県点字図書館(神戸市中央区、県福祉センター2階)が進める視覚障害者のためのオーディオブック(録音図書)の整備に、関西学院大学総合支援センターに集う学生サポートスタッフが協力することになりました。12月6日、県福祉センターで開かれた兵庫県視覚障害者福祉まつりで、同図書館に完成したオーディオブックを聴くための専用聴読室(聴く読書室)の披露と、同図書館と神戸大学、関西学院大学の三者による連携協力体制が発表されました。

録音された図書、オーディオブックと周辺機器

オーディオブック(録音図書)と周辺機器

この三者による連携協力体制は、兵庫県と関西学院大学が締結している地域創生に係る包括連携の協定に基づくもので、今後、所蔵数が少ない専門書のオーディオブック化を進めるとともに、視覚障害のある学生たちが求めるニーズの調査などにも協力していくことになります。また、本学には学生サポートスタッフとして100人以上の登録がありますが、その学生たちにとっても、校正等の作業を通じて障害者への理解を図りながら、専門分野の研究にもつながることが期待されます。

式典で挨拶に立った総合支援センターの川村典子課長は「今回のオーディオブック作成に、学生サポートスタッフの経験を役立てることができることで、これまで学内にとどまっていた学生の働きが、地域社会への貢献につながる働きとなり、うれしく思います」と話しました。(2019年12月9日)

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更新日:2019年12月09日