神戸女学院大学 学生インタビュー

インタビューに応じてくれた大学生二人が写った写真。西宮市立こども未来センタ ーの廊下に立つ二人が写っている。

さまざまな悩み・不安を持った子どもたちに
学生サポーターとしてやさしく寄り添う

神戸女学院大学では、多くの学生がさまざまなボランティア活動に参加されているそうです。今回は「友達とうまくあそべない」「学校に行きたくない」など、不安や悩みを持った子どもたちを支援する「西宮市立こども未来センター」でボランティア登録をしている同大学の2人の学生にインタビュー。ともに大学で心理学を学んでいるという2人。どのような想いからボランティアに応募し、そこからどんな学びを得ることができたのでしょうか。

インタビューに応じてくれた学生が写っている写真。

神戸女学院大学
人間科学部 心理・行動科学科 4年生
石川 奈穂さん

インタビューに応じてくれた学生が写っている写真。

神戸女学院大学
人間科学部 心理・行動科学科 3年生
大西 礼華さん

悩みを抱える子どもたちの学習をサポート

―お二人は「こども未来センター」で、どのようなボランティア活動をされているのでしょうか。

ボランティアの学習サポートを行っている様子が写っている写真。

大西さん:センター内では「あすなろ学級」という取り組みが行われています。これは西宮市内の小中学校において、長期間登校できない状況にある児童・生徒に対して学校復帰の支援を行うというものです。子どもたちは普通の学校のように朝登校して、国語や英語の授業を受けるのですが、授業の中で子どもたちの学習サポートを行っています。活動の頻度はだいたい月に1度ぐらいで、1回3時間ほどボランティアとして入ります。

石川さん:私は「あすなろ学級」での活動のほか、発達について不安のある小学生たちを対象とした学校生活支援教室「のびのび教室」にもサポーターとしてよく参加していました。ここでは、子どもたちが感情を整理したり、ライフスキルの習得を目指したりするのですが、保護者も一緒に参加されているため、お母さん方とお話もすることができて、とても大きな経験になりました。

―どのような経緯でボランティアを始められたのでしょうか?

こども未来センターでの取り組みである、あすなろ学級の教室の入り口を写した写真。

大西さん:きっかけとなったのは、1年生の時に大学でセンターのボランティア募集の説明会があったことです。現在大学で社会心理学を勉強しているのですが、将来的には臨床心理や子どもたちのケア・サポートの分野にも理解を深めたいなと思っていて、それを体験できる貴重な機会だと思って応募することを決めました。

石川さん:私も大学であった説明会でセンターの存在を知りました。スクールカウンセリングなどに興味があったのと、何より私自身子どもがとっても好きだったので(笑)。

ただ、人に何かを教えるということについては経験がなく、最初はとても不安でしたね。それでもボランティアに何度か来ているうち、「教える」ということにも次第に慣れてきました。

―大西さんの方も、最初に大変だったことはありましたか。

大西さん:私が一番苦労したのは、やはり子どもたちとコミュニケーションを取ることですね。特にセンターに通っている子どもたちの中には、人とのコミュニケーションを苦手にしている子も多くて。初めはそういう子どもたちに対して、正直どのように接したらいいか手探りの状態でした。

―その結果、どのような考え方に辿り着きましたか。

机に座っている生徒に対して、ボランティアの学生が学習サポートを行っている様子を写した写真。

大西さん:最近になってようやく気付いたことなのですが、どんな反応をされたとしても、まずはこちらが歩み寄っていくことが、とにかく大切なんだと思っています。でも大胆に行きすぎても引いてしまう子どももいますから、ゆっくりちょっとずつでも溝を埋めていくのが大事。たとえば問題があって、「この問題わかる?」って声をかけるよりは、「ここはどうしたらいいかな」みたいな感じで柔らかく言えばいいとか…。すごく繊細なところなんですけどね。

自然体で接することが距離を縮める一番の方法

―ボランティアをするなかで、うれしかった瞬間はありますか。

石川さん:ある中学1年生の子がいて、数学の問題で悩んでいるみたいでした。こちらから声をかけてみると、「教えてほしい!」ってすごくアピールしてくれました。考え方のところから1つずつ丁寧に説明して、最後は無事に答えまでたどり着くことができたんです。その時にその子が本当にうれしそうな表情を浮かべてくれて。このボランティアをやっていて良かったなと思った瞬間でした。こちらもあえて構え過ぎず、自然体で接せるようにすると少しずつ気持ちを開いてくれるんですよね。

教室の中でセンター職員と学生ボランティアが会話している様子を写した写真。

大西さん:私のほうは、この前「あすなろ学級」に通う子どもが教室でけん玉をしていたんです。ちょっと興味があったので「難しい?」って聞きながら、私も横でけん玉を始めました。そんなに話が得意ではないみたいで、2人で無言でずっとけん玉をしていたんですが、何かその時間がすごくうれしくて。会話はないけれども、「いてもいいよ」「一緒に遊んでいいよ」って言ってくれている気がしました。自分の接し方が間違えていなかったんだと思うことができて、これまでしてきたことに自信が持てましたね。

―最後にお2人の今後の夢を聞かせてください。

大西さん:卒業後は大学院に進学して、より深く心理学を学んでいきたいと思います。現在は社会心理学を中心に学んでいますが、最近は臨床の方にも興味が出てきました。特に子どもたちの心の問題を解決でできたらと思っているので、このボランティアの経験は将来的にいろいろと生かせそうな気がしています。

センター職員と学生二人が会話している様子が写っている写真。

石川さん:私は今は4回生で一般企業に就職が決まっています。社会に出ても心理学の勉強を続けて、大学で学んだ知識やボランティアの経験を何かに活用していけたらいいですね。就職活動の面接でも「のびのび教室」でのボランティアの話をしたのですが、面接官の方もすごく興味を持ってくれました。これまでの私の人生の中でも、とても大きな経験をさせて頂きました。

西宮市での学生生活ってどう?

神戸女学院大学の学生

石川さん:こういったボランティアなどで、他の大学の学生さんと一緒になることも多いんです。まったく違う勉強をしている人とも交流できて、本当に刺激になりますね。

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更新日:2018年03月02日